レ点腫瘍学ノート

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患者申出療養NCCH1901の登録症例数

がんゲノム

第32回患者申出療養評価会議議事次第で、患者申出療養受け皿試験(NCCH1901)に関する話題が出ていました。

ニボルマブおよびトラメチニブ・ダブラフェニブ併用療法はすでに募集が終了していますが、セリチニブも薬剤提供を終了するようです。他にアレクチニブやクリゾチニブなどのALK阻害剤があり、症例集積も進んでいなかったようです。

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患者申出療養の薬剤無償提供の対象となる薬剤

2022年6月末時点の募集薬剤は下記の通りです。

この会議資料の中で2022年5月31日時点の各医薬品の登録患者数が公表されています。

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BRAF V600Eは悪性黒色腫や大腸癌以外でも検出されるでしょうから予想どおりです。ALKが意外に少ないですね。NTRK融合に対するエヌトレクチニブは臓器横断的に承認されているので、このエヌトレクチニブの症例はNTRK amplificationなどを対象にしたものでしょうか。

患者申出療養NCCH1901の登録症例数

患者申出療養制度「マルチプレックス遺伝子パネル検査による遺伝子プロファイリングに基づく分子標的治療」いわゆる受け皿試験(NCCH1901)の施設別の登録状況も公表されていました。2022年4月時点で下記のようになっているようです。

国立がん研究センター中央病院41
北海道大学32
東北大学16
国立がん研究センター東病院37
慶應義塾大学48
東京大学21
名古屋大学23
京都大学53
大阪大学21
岡山大学32
九州大学33
静岡県立静岡がんセンター2

症例の多さは患者申出療養に積極的かどうかというよりは、単純に中核拠点病院の下にぶら下がる連携病院の数に比例しているような印象もあります。京都大学が多くなっているのは、下にぶら下がる連携病院が多いから?また、大阪大学は一時期この受け皿試験NCCH1901を停止していましたが、今は再開しているようです。

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「遺伝子パネル検査による遺伝子プロファイリングに基づく複数の分子標的治療に関する患者申出療養 (NCCH1901)」、いわゆる「受け皿試験」はいくつかの製薬企業から無償での薬剤提供が行われており、この制度の対象となる薬剤であれば薬剤費の自己負担なく薬剤の投与を受けることができます。研究実施期間は2028年8月31日までの予定です*1。薬
https://oncologynote.jp/?508d525d49

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更新日:2022-06-30 閲覧数:793 views.