がん患者のための災害対策情報
年始早々とんでもない災害や事故が相次いでいて驚くばかりです。自然災害は予測不可能であり、その影響は広範囲にわたります。しかし、私たちはそのときどうすればよいかを知り、備えることができます。今回は、がん患者やそのご家族、そして医療関係者に向けた、災害時の心構えや対処法に関するツイートがたくさん投稿されていましたのでまとめておきます。
がん患者向け災害対策情報
「災害時の心がまえ for breast cancer survivors」に関するツイートが紹介されていました。がん治療や在宅医療を受けている方々が、災害に備えることの重要性について考えていただきたいですね。
災害時の心がまえ for breast cancer survivors(中外製薬:監修/山本豊先生)に関するツイート
能登半島地震、心よりお見舞い申し上げます。がん患者向け情報を「災害時の心がまえ for breast cancer survivors(中外製薬:監修/山本豊先生)」にまとめています。罹患部位は問わず、役立つ情報もあるかと思い一部共有します。※リンク先は要確認#能登半島地震 pic.twitter.com/bfvi6UVJS2
— N.Sakurai@CANSOL (@survivorship_JP) January 2, 2024
大規模災害に対する備えは、特にがん患者やその家族にとって切実です。がん治療や在宅医療、緩和ケアを受けている方々に向け、普段からできることや災害時の対応策について詳しく解説されています。
大規模災害に対する備え
がん治療・在宅医療・緩和ケアを受けている患者さんとご家族へ 普段からできることと災害時の対応(がん情報サービス)
また、薬剤師からのツイートでは、災害時に通院や薬の服用が難しくなった場合に備えるためのアドバイスがあります。
治療についての情報を持っておく ①何を飲んでいるか②病名は何か③アレルギーのある薬は何かを記載した手帳を準備します。抗がん剤による治療を受けている人では、抗がん剤の名前、前回の治療日、血液検査の結果があるとベストです。
— fumimed (@fumimed) April 16, 2016
さらに、自然災害後のがん対処法については、特定非営利活動法人(日本肺癌学会)ががん患者さんと介護者のために提供するQ&Aが参考になります。
自然災害発生後のがん対処法 ~がん患者さんと介護者のためのQ&A~
特定非営利活動法人(日本肺癌学会)
東日本大震災の体験を知ることで、在宅医療、がん治療、緩和ケアの現場力を向上させることができます。過去の経験を学んで、災害への備えを強化しましょう。
現場力を上げるために東日本大震災の体験を知る 在宅医療・がん治療・緩和ケア(がん情報サービス)
さらに、他の学会も災害時の医療情報を提供しています。例えば、日本内科学会のサバイバルカード・アクションカード改訂版や、日本循環器学会の災害対策本部設置についても確認してみてください。
他の学会
災害医療情報 サバイバルカード・アクションカード改訂版(日本内科学会)
日本循環器学会北陸支部に災害対策本部を設置(日本循環器学会)
https://www.j-circ.or.jp/topics/%E4%BB%A4%E5%92%8C6%E5%B9%B4%E8%83%BD%E7%99%BB%E5%8D%8A%E5%B3%B6%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
大規模災害発生時に、被災地域の分娩取扱い施設で行うべきこと(日本産科婦人科学会)
令和6年能登半島地震にかかる日本赤十字社の対応等について
自然災害に備え、がん患者や医療関係者ができることを知り、安全な状態で治療を継続できるように心構えを整えていきましょう。災害時の対応において、情報の確認と共有が重要です。
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更新日:2024-01-02 閲覧数:569 views.