レ点腫瘍学ノート

Top / 日記 / 2020年 / 04月19日

zoomを初体験した感想

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zoomを初体験したのでその感想を述べます

新型コロナウイルス感染症関連の騒動で世間の様々な会合が見合わされ、会議や仕事もオンライン化できるものは次々とオンライン化されつつあります。

正直言って時間の割にその成果が微妙だった会議などが次々と取り止められるのは爽快感がある反面、他の医療機関の方などとの貴重な情報交換の場だった各種研究会が取りやめになるとで今までなら近隣の他施設のリアルな声を聞けていたチャンスがなくなり、外の世界とのつながりが懐かしく感じられたりもします。

そして世間で急速にその名前をよく聞くようになったオンライン会議システムのzoomですが、ついにうちの業界にもその波がやってきました。医療関係はテレワークと最もなじみにくい分野ですが、しかしゲノム医療のエキスパートパネルなどでWeb会議が行われるようになっていることもあってようやく医療業界にもネットワーク越しのミーティングというものが取り込まれるようになってきたようです。

仕事においてある臨床研究グループのミーティングで初めてzoomを使い、また子どもの習い事でも初めてzoomを使った授業が始まったこともあって、これを初体験したので、その感想を書いておきます。

インストールはあっけないほど簡単

zoomの初期設定は難しくない

がんゲノム医療のWeb会議は個人情報の保護などの観点からガイドラインなどでその通信品質なども細かく定められていて、VPNソフトウェアのインストールや暗号化されたソフトウェアの設定など事前の準備が非常に大変です。その大変さを知っていたのでzoomのインストールも大変なのかと思っていましたが、こちらはあっけないほど簡単でした。

ミーティングにはパスワードをかけておく

もちろんTwitterにミーティングのログイン情報を公開してしまって部外者が乱入してくる事故が起こっている様子などを見ていたので最低限のパスワードをかけるなどの設定は必要ですが、高度な個人情報を扱うわけでもない場合はパスワードの設定以外にはセキュリティに特段の注意も必要なく、簡単にオンラインミーティングが開始できます。

オンライン化の品質はミーティングの内容と参加者の意識次第

ある程度のスキルがあるメンバーではオンライン化はむしろ効率的

業務上のグループのミーティングのような場合は、よほど大人数でない限りオンライン化はそれほど難しくないと感じました。もともとオフラインで互いの互いの面識がある場合は特にほとんど抵抗なくオンラインに移行できる印象です。むしろオンラインの方がWeb上の資料の共有やパワーポイントの表示などが簡単にできて、オフラインよりも効率が良いくらいです。

事前の面識がない場合も互いにある程度のPCスキルがある場合は問題がなさそうです。zoomのインストールが自力でできないレベルの人がメンバーにいると少し大変ですが…。

騒がしいタイプのミーティングには困難を伴う

一方で、子どもの習い事ではオンライン化はかなりのカオス状態となっていました。Web会議では音声に関して、音量と音質が「読みにくい」という問題があります。画像も通信環境によって、例えば4G回線で「ギガが足りない」などの理由で速度制限がかかっている場合は厳しい品質になりますが、音声は通信環境が良好でも音量や音質が適切とは限りません。音量に関して問題となるのは、メインで話している人以外の声もマイクが拾ってしまって聴衆に転送してしまうということです。

今回zoomを使った子どもの習い事というのは、簡単なブロックを使ったプログラミングを行う小学生向けのスクールなのですが、1人の先生に対して受講者が6人程度しかいないにも関わらず、ミーティングはかなり騒然としたものでした。先生が話しているのと同じかそれ以上の音量で多数の子どもたちの声をマイクが拾うものですから、誰が何を言っているのかよく聞こえません。

多対多の会話が同時に起こるようなシチュエーションでは、音声が聞き取りにくくなることがあります。環境音を拾いやすいPC内蔵マイクやスマホ・タブレットならなおさらかもしれません。環境音を拾いにくいヘッドセットや専用外付けマイクがあればこれは幾分解決するかもしれません。

回線品質に依存する可能性あり

今回行ったミーティングでは多対多の通信がありましたが、光回線とwifiの環境で通信している人とスマホの4G回線を使っている人では通信品質に差があると感じました。スマホの4G回線を使っている人はもしかすると格安SIMを使っているか「ギガが足りない」などの理由で十分な接続速度がなかったかもしれません。

大学の授業がオンライン化されるにあたって自宅に光回線の環境がない学生がどのように講義を受けるのかという問題が浮上しているようですが、同じ問題がテレワークや子どもの習い事にも起こっているのでしょう。

LTEの普及で固定回線がなくても差し支えない生活が送れる時代がしばらく続いていましたが、この新型コロナウイルス感染症の騒ぎによって再び光回線がインフラとして重要性を再認識されるかもしれません。

簡単にオンラインミーティングが行える魅力

zoomを使ってみた感想としては、このソフトウェアが非常に簡単に(専門知識がそれほどなくても)オンラインミーティング環境を作ることに役立つものだということが1つ、そしてより良いオンラインミーティングをするには環境の整備も重要になってきそうだということが2つ目です。

うまく使うことで、新型コロナウイルス感染症の流行期の外出自粛でも有意義な生活が送れるようになりそうです。


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更新日:2020-04-19 閲覧数:1389 views.