レ点腫瘍学ノート

Top / 日記 / 2023年 / 11月17日

がん薬物療法専門医更新試験前メモ

JSMO がん薬物療法専門医

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乳癌ペムブロリズマブの適応

PD-L1陽性(22C3)の進行再発TNBC
GEM+CBDCA、PTX、nabPTXのいずれかと併用
KEYNOTE-355

高リスクTNBCの術前術後
術前 Pembro+PTX+CBDCA→Pembro+EC/AC(Pembroは合計8回)
術後 Pembro(9回)
高リスクはT1cN+かT2以上
KEYNOTE-522

オラパリブの適応

BRACAnalysisの保険適用

肺癌ドライバー保険適用

EGFR・ALK・ROS1・BRAF・MET・RET・KRAS・HER2・NTRK

上記は一次治療からドライバーへの標的治療が標準だが二次治療からしか使えないのは、KRAS G12Cソトラシブ、HER2活性化変異のT-DXd、NTRKへのエヌトレクチニブ/ラロトレクチニブ

EGFR肺癌

2023年11月時点の、次のEGFR変異陽性非小細胞肺癌の初回治療の標準治療は。
(1) L858R
(2) E709X
(3) T790M
(4) エクソン19欠失変異
(5) エクソン20挿入変異

ガイドライン2023的にはEGFR L858Rやex19delは、アファチニブではなくオシメルチニブ単独が最も推奨が強く、他にゲフィ+CBDCA+PEMやエルロチニブ+血管新生阻害mabやダコミチニブ(ビジンプロ)が並んでいます。(アファチニブも世間では広く使われていると思いますが)

ALK肺癌

いずれも間質性肺炎にも注意。2023ガイドラインではALK肺癌でのクリゾチニブは推奨から消えてる(ROS1にはクリゾチニブがある)

食事との相互作用

あとパルボシクリブみたいにカプセル剤は食後指定だったのに錠剤は食後でなくてもよいとかいう変速パターンもある
抗腫瘍薬ではないがHBV再活性化予防のために使うエンテカビルも空腹時投与(食事で吸収低下)

妊娠中レジメン

乳癌AC、ホジキンリンパ腫ABVDなどは報告多数(過去出題も多数…)。
NCCN的に言及があるのは、wPTXは可、トラスツズマブは不可。5FUは可という報告もあるが羊水に蓄積注意。
抗PD-1/CTLA-4も未確立(先日irAE腸炎の報告がNEJMにあり)。
ステロイドと5HT3拮抗剤は可。G-CSFは未確立

透析中レジメン

●FOLFOX、FOLFIRI→可(5FU代謝産物による肝性脳症に注意)
●EC、FEC→可
●CDDP→投与後HD
●VP-16→可(50%減量)
●PTX/DTX→可(減量不要)
●VNR→可(減量)
●CBDCA→可(Calvertを0+25で計算)
●GEM、CPT-11、AMRなどは可
●抗体薬は基本的にほとんど可、TKIもわりといける

CPS・TPS

PD-L1のCPSとTPSの測定方法の違い

ニボルマブの効果予測はTPS?CPS?|消化器|がん_学会レポート_臨床医学|医療ニュース|Medical Tribune
 フルオロウラシル+シスプラチンに不応・不耐の切除不能食道扁平上皮がんに対し、『食道癌診療ガイドライン 2022年版(第5版)』ではTumor Proportion Score(TPS)にかかわらず抗PD-1抗体ニボルマブの単剤療法を推奨し
https://medical-tribune.co.jp/news/2022/1130548242/

時事問題

●Onco-Cardiology/Nephrologyガイドライン
●重症irAE-CRSのトシリズマブ
●制吐薬適正使用ガイドライン第3版(オランザピン、カルボプラチン)
●ctDNA・リキッドバイオプシー
●ADC、BiTE、CAR-T


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更新日:2023-11-17 閲覧数:434 views.