NECルータAtermを無線LANの中継機に使うメモ
WG1200HP2、WG1200HP3、WG1200HP4などのNEC無線LANルータでの中継器の設定に関する自分用の備忘録です。特にAtermをCNVモードにして無線で中継器子機にする設定に難渋しましたので忘れないように記録しておきます。
Atermを子機として親機ルータと有線で接続できる場合
BR(ブリッジモード)に設定してから有線でWAN端子を親機のLAN端子に有線で接続します。ブラウザでAtermのIPアドレスを開き、管理画面にログインします(IPアドレスがわからない場合は親機ルータのDHCP割当てリストなどを参照するか、またはスマホアプリのAtermスマートリモコンを使用します)。
管理画面でSSIDを設定する際に、親機と同じSSID・パスワード・セキュリティ方式にしておくとWifi接続機器は一度設定するだけで親機にも子機にも接続できて便利です(この場合、バンドステアリング機能が使える機種ならバンドステアリング機能をオンにしておく)。
Atermを子機として親機ルータに無線で接続する場合
有線は設定が簡単だったのに対して、子機と親機を無線で接続して中継機にする場合は若干設定が面倒です。今回はもともと事務室に備えられていたBuffaloの親機ルータに対して手持ちのAtermの子機を中継機にする必要があったので、自宅で使っているAterm親機にAterm子機を接続する方式に比べて設定に時間がかかりました。Buffalo親機にAterm子機を接続しようとしたところ、親機のAOSSと子機のWPSが連動できず、困って色々と調べた挙句最終的には手動で設定しました。
まず電源を切った状態で子機Atermのモード切り替えスイッチをCNV(CONVERTER)モードにします。次に設定画面に入る必要がありますが、CNVモードで設定画面に入るには若干の手間がかかります。
さて、RT(ルータ)モードやBR(ブリッジ)モードと違って、CNVモードはここから普通に電源を入れただけでは管理画面に到達できません。下記のリンクにあるような手順を踏む必要があります。AtermのWEB上の取扱説明書は非常に丁寧ですが、このCNVモードでの設定画面への入り方だけはなかなか見つけにくく、これを見つけるまでに難渋しました。
まず下準備としてPCをLANケーブルを使って有線でAtermに接続しておきます。そのまま電源を投入しただけではAtermにDHCP機能が起動されていないので設定画面にアクセスできませんが、「らくらくスタートボタンを押しながら電源アダプタを接続し、CONVERTERランプが緑点滅したら放す」という手順を踏むことで強制的にDHCPサーバ機能を起動することができるので、これで有線で接続したPCにIPアドレスが割り振られてAterm管理画面へのアクセスが可能となります。PCのブラウザから 192.168.1.245 を開きます。
一度設定画面に入ってしまえばそこからは簡単です。
設定画面で親機のSSIDとパスワードを入力すれば自動的に再起動されて接続が完了しています。親機の周波数、子機の周波数に応じて有線接続帯域を設定すると、適切な中継機モードに設定されます。また中継機のIPアドレスをDHCP割り当てではなく手入力で設定することもできます(今回はルータを192.168.x.254、子機1を192.168.x.253、子機2を192.168.x.252としました)。
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更新日:2021-04-14 閲覧数:3991 views.