小型水槽の外掛式フィルターに外部フィルター用濾材を使う
外部フィルターを設置するほどの大型水槽ではないけれど外部フィルター用濾材を使いたいというときのために、外掛式フィルターで外部フィルター用濾材を使う簡単な方法をメモしておきます。
GEXスリムフィルターでエーハイム外部フィルター用リング濾材を使う
外掛式フィルターは安価で簡単に設置できるので小規模水槽に向いている一方で、濾材のパワーが足りないと考えられがちです。エーハイムのような外部フィルター用のリング濾材・粒状濾材などをそのままでは使えないため、どうしても濾材の物理的なボリュームが不足しがちです。
今回はGEXスリムフィルターSサイズを使用しました。外掛式フィルターでも濾材を投入するスペースの容量が比較的大きいものが適していると思います。公称は25リットルまでの小規模水槽向けとなっていますが、今回濾材を大幅にパワーアップできますので30リットル台の水槽でも問題なく運用できそうです(実際にうちの水槽で利用しています)。
GEXスリムフィルターのサイズは写真のようになっており、公式のフィルターは非常に薄くて小さいものしかないのですが、意外と内部に濾材を詰め込むスペースがありそうです。GEXスリムフィルターに限らず、オフィシャルの外掛式フィルター専用濾材はサイズが小さく頼りないものが多いのですが、自分で濾材を詰めるようにすればたくさんの濾材を詰めることができます。
エーハイムのような外部フィルター用のリング濾材を使うこともできます。ただし、一つ一つのリングや粒が小さいもののほうが詰めやすいので今回の目的には適しているでしょう。エーハイムサブストラットプロレギュラーやエーハイムメックのようなものが利用可能です。
水槽内に濾材が流れ出すと困りますので流出防止のための対策を講じる必要があります。内部に入れるフィルター濾材は中に入りさえすれば何でも使えるのですが、そのまま詰めるのではなく、キッチン用品の目が細かいネットでできた袋にリング濾材などを入れて口を結紮し、これをそのままGEXスリムフィルターの濾材スペースに投入します。濾材をたくさん詰めたくなりますが、パンパンに詰め込むとスリムフィルターのスペースに収まらなくなるので控えめにします。
フィルター濾材をネット袋に入れて投入するほかに、ネット袋を用意するのが面倒であればロカボーイ用の高耐久スポンジや水作エイトコアの交換濾材を使う手もあります。
水槽移転時の環境バクテリア移行にも
水槽の引っ越し時に旧水槽の環境バクテリアが付着したものを投入するということもできます。このネットには外部フィルター用濾材に限らず中に入れば何でも入れることが可能ですので、うちの水槽引越し時には旧水槽の底砂利を同じくネット袋に入れて環境移行に利用しました。このときに使用していた旧水槽の底砂はスドーのメダカの焼玉土だったので耐久性もあり粒も小さかったこともあり、ネット袋に入れてGEXスリムフィルターのスペースに投入しておくことで、新水槽に早く環境バクテリアを定着させることができました。
最後に
スリムフィルターはパワーが弱いと言われることがありますが、今回行ったような方法を採ることで、濾材の物理的な容量の少なさは工夫次第でいくらかカバーできそうに思います。
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更新日:2021-10-31 閲覧数:686 views.