好感度の高い医療機関の公式WEBサイトデザイン
医療機関のウェブサイトは、現代の病院の顔とも言える存在です。患者が最初に訪れる場所であり、病院のイメージや信頼性を形作る重要なツールです。ウェブサイトのデザインやコンテンツは、患者数の増加やスタッフのリクルート、そして地域における病院のブランディングにも影響を与えます。
近年、多くの医療機関がウェブサイトを活用していますが、その中でも特に優れたものをいくつか紹介します。
三重大学病院
ニュース形式で病院の紹介を行う広報Webサイト。患者にわかりやすい情報提供が特徴。新規ニュースを継続的に打ち出してサイトを常に新しい状態に保つことができ、SEO的にも優れていて、こういうインターネットの使い方が重要だと思います。
近畿大学
こういうシュッとした雰囲気を見せていきたい。
東北大学病院
デザインがかわいくて親しみを持てるのは「東北大学病院」広報誌へっそ(hesso)。広報誌「へっそ」のオンライン版。デザインが親しみやすく、患者に寄り添った内容。これ、病院公式かつac.jpドメインというGoogleに超絶強いSEO好立地にあるサイトなんですから、PDF版に加えてHTML版も作ったらメチャクチャ伸びる余地あると思うんですけどね。
この大学病院に限らず、病院広報誌をPDF版だけ作ってる病院が多いのですが、紙媒体で読む患者層よりもスマホやPCで読む潜在読者数のほうが圧倒的に多くリーチの余地もあるわけですから、なぜその文章をHTML版にリプレイスしないのか?は不思議に思っています。労力1.5倍で効果は10倍くらいになるんじゃないでしょうか…
高知大学腫瘍内科
メッセージ性の強い広報資料を提供。
http://www.kochi-u.ac.jp/kms/hsptl/pdf/info/kouhou/orankuhsptl20-202311.pdf (PDF)
このメッセージ性の強さだけで高知大学にとっても腫瘍内科にとってもかなりのアピール力があると思いますが、前述の東北大学病院の広報誌と同様に、これをPDF版だけでなくHTML版にして病院ウェブサイト(病院ブログでもよい)にドカンと載せればもっとアクセス数は増えるんじゃないかという気もしています。PDFというだけで開かれにくくなる作用がありそうなので…。
小倉記念病院
写真を活用し、病院の実績を強調するサイト。視覚的な印象を重視しています。病院の実績をめちゃくちゃプッシュしてくる。(字がチョット小さくない?という気もしますが)
PCから見たときとスマホで見たときと、少し印象が変わります。PCで見たレイアウトの方が写真と文字のバランスが良いと思う。
兵庫県立がんセンター
優しさを感じさせるデザインで、患者に安心感を与えるサイト。
神奈川県立がんセンター
情報提供に重点を置いた、使いやすいウェブサイト。
愛知県がんセンター
高尚で堅い雰囲気だが、理念へのこだわりを感じさせるサイト。
豊橋市民病院
一般市中病院ホームページ、たぶんこの1ヶ月で100箇所以上は見ましたが、ユーザーフレンドリーなデザインと情報提供に優れたサイトだと思ったのはこの病院のサイト。
神戸市立医療センター中央市民病院
豊橋市民病院と同じWEB制作会社によって作成された、使いやすいウェブサイト。
公立病院だと「その病院の所在地の県or市にあるWeb制作会社に発注しなければいけない」みたいなクソルールがある自治体もあると聞きますが、それで低レベルな会社に発注する羽目になったら結局はおらが村の巨大事業者である病院の価値自体を既存するんですよね。『角矯めて牛を殺す』というようなことにはならないように、WEBサイトは十分なクオリティがあるものを作成できる会社に依頼したいものです。
九州医療センター
サイトを独自に作成するのが重荷になる医療機関には、公式noteを活用するという手法が採用されている場合もあります。サイトデザインやSEO、セキュリティなどを自動的に最新レベルに保てるというメリットがあります。ただし公式noteを作っている医療機関で更新が滞りがちのことが多いのは気がかりですが。
済生会新潟県央基幹病院
公式noteを通じて情報を提供。オンラインコミュニケーションの可能性を模索。
医療機関のウェブサイトは、病院のイメージ形成や患者との関係構築に欠かせない存在です。オンラインプレゼンスの強化と情報提供の充実は、病院のブランディングと患者サービス向上につながる重要な施策と言えます。
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更新日:2024-03-08 閲覧数:744 views.