FDAが糞便細菌叢製剤を初承認
以前から潰瘍性大腸炎や免疫チェックポイント阻害剤などに感じて治療の有効性との関係性が言われたり、さらには糞便移植療法が検討されたりして話題になっていましたが、FDAが糞便由来のプロバイオティクスを製剤化し、承認したようです。
The FDA approved the first fecal microbiota product, Rebyota, for the prevention of recurrence of CDI in adults.
https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-approves-first-fecal-microbiota-product
対象疾患はクロストリジオイデス・ディフィシル(C. difficile)腸炎の治療と再発予防だそうです。 日本でも厄介な疾患ではありますが、アメリカでは抗菌薬の多剤耐性が問題となっており年間に一万人以上の人がクロストリジオイデス・ディフィシル腸炎で命を落とすそうです。
この糞便細菌叢由来製剤の治療では糞便細菌叢を単回投与することで細菌層の正常化を図るという作用機序のようです。 ドナは細菌層のチェックを受けており病原性がないかどうかを確認されています。また食品アレルギーなどの問題にも注意はされているそうです。
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更新日:2022-12-03 閲覧数:520 views.