レ点腫瘍学ノート

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JSMO2024注目演題

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ギリギリになってしまいましたが、今年の第21回日本臨床腫瘍学会学術集会 #JSMO2024 で個人的に興味を持っている注目演題をまとめておきたいと思います。

第21回日本臨床腫瘍学会学術集会(JSMO2024)
https://www.congre.co.jp/jsmo2024/

いつもTwitterににじみ出ているように、ぼくの興味はがんゲノム医療やprecision medicine、消化器系>>乳癌>他のがんに偏っているほか、大規模臨床試験よりはシステムや制度づくりや教育制度などに偏る傾向がありますので、それを踏まえてご覧ください。

Day1(2024年2月22日)

Day1 午前

朝8:50から開会式。毎年、どうせなら開会式で会長や事務局の意気込みに触れるところから参加したいと思っていますが、間に合うかどうかは起床時間次第。

朝9:00からはリアルワールドデータの会長企画シンポジウムが開会式のあとそのままroom1で始まります。シンポジウムは映画開催のものが多い中で、これは日本語!日本語話者には助かりますね!(今回は海外からの演題登録も3分の1を超えているそうですが!)

他にもMini Oralのセッションが並んでいますね。また企業ブースは初日午前はかなりすいているので、目当てのブースがあるならこのタイミングに訪問しておくのがよいかもしれません。

初日午前はゆっくりめの出足になりがちですが、今回の #JSMO2024 ではスタンプラリーや若手オンコロジストのキャリア相談企画も充実しているようなので、すいているうちに回ってみるのもよさげ。

10:00〜11:30のガイドライン委員会企画「発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン/成人小児進行固形がんにおける臓器横断的ゲノム診療のガイドライン」の改訂企画は聞いておこうかと。もちろん前版のガイドラインを把握していれば際立って新しい話は無いかもしれませんが、ガイドライン委員会が何を考えてどのような方向性で改訂作業を進めていくのかという意思を見るだけでも勉強になるので。

Day1 ランチョンセミナー

メディカルセミナー6のDCT(分散型臨床試験)か、メディカルセミナー10のGuardant360のリキッドバイオプシーのセミナーに興味があります。ただ、Guardant360の話はJSMO総会以外でも聞くチャンスはありそうだから、JSMOでしか聞けないのはDCTのほうかなぁ。

Day1 13:40-14:40

今回のJSMOで期待しているシンポジウムの一つ、「その治療、やり過ぎじゃないですか?」がRoom 8で開かれます。積極的抗がん治療をどうように終了するか、終末期に近づいてPSが低下しているのに漫然と継続されがちなICI治療をどうすべきか、そのACPコミュニケーションを含めた議論が聴けそうです。

名古屋国際会議場は部屋が離れていても移動しやすいのがよいですね(京都や神戸や福岡に比べて!)。

Day1 15:40-17:10

そしてツイッタラーなら注目したいシンポジウムは委員会企画2「SNS-WGシンポジウム」。Twitterでも度々見かけることがある日本循環器学会の岸拓弥先生のSNS利用に関する「光と闇」を取り上げるという興味深い講演があるほか、JSMOのSNS利用の将来性について若手のワーキンググループメンバーの2人が講演し、そのあとはパネルディスカッションもあります。ライブ配信の対象演題でもあります。

Day1 イブニングセミナー

ここもコニカミノルタのがんゲノムプロファイリング検査のイブニングセミナーに少し興味がありますが、前述のGuardant360の事情と同じでJSMOでなくても聴けるチャンスはあるかも。。

Day2(2024年2月23日)

Day2 午前

8:20からの医療統計の深掘りシンポジウム、9:50からの希少がん・希少フラクションの治療開発のシンポジウムも面白そうです。

10:20〜11:20には、教育企画部会JSMO大学の委員会企画として「腫瘍学は人気がないのか?医学部教育の実態に迫る」が開かれます。1月にもJSMO大学関連のセミナーがあったようですが、がん領域の医学部教育の弱さは最近非常に問題視されていて、がん診療に関わる医療従事者もこの問題を認識しておく必要がありそう。

Day2 13:30-15:00

毎年この時間帯は総会・授与式・受賞講演が行われるのでほかのセッションは全て休みです。かといって参加者が総会の部屋にいるかというとそんなことはなくて、皆コーヒー飲みながらダラダラと雑談しているので、この時間がなんだかもったいないなーと感じます。この時間帯をなんとか有効利用できませんかね…。

Day2 午後

ちょっとこの時間は空いてるかもしれない。。

Day3(2024年2月24日)

Day3 午前

モーニングセミナー、もし間に合えば甲状腺癌レンバチニブか、ファイザーのADCのセミナーに行きましょうかね。今年はモーニングセミナーが7:20から始まるだけでなく、一般口演やシンポジウムも朝8:20から始まります。けっこう朝早く活動開始しなければいけない。

9:45-11:15からは専門医部会企画の「がん教育は何を目指すのか?専門医よ、学校へ行こう!」が開催されます。がん対策推進基本計画に基づいて学校教育にがん教育を取り入れることが明文化されていますが、実際の定着度はまだ低い。そこでJSMOとしても専門医を学校へ派遣するための架け橋となる活動を開始しています。このセッションではその活動についての紹介がなされるのではないかと思います。

Day3 午後

Day3午後は毎年、面白そうな演題がたくさん集まりますね。土曜日ということもあって特定の診療科にとらわれない総論系の医療政策や教育にも関わる企画が集まっています。

13:45からは、会長企画シンポジウム7「がん診療は集約化か均てん化か」があるほか、ほぼ同時に会員委員会・キャリアエンパワメント委員会の「遠くへ行きたければ皆で行け!明日のチーム医療とキャリアを考える:JSMO2024からの提案」も開催されます。どちらも興味深いので、どっちを優先すべきか・・・。なお、視聴できなかった場合はどちらも後日オンデマンド配信で見ることができるようです。

さらにほぼ同時刻の14:00-17:00に開催されるのがJSMOが非常に力を入れている「医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー」です。第一部の各施設の腫瘍内科医育成の取り組みでは、がん専門病院や大学病院などいくつかのパターンで専攻医の研修体制についての解説があるようです。第二部は事前参加登録が必要なグループワークになっています。


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更新日:2024-02-21 閲覧数:719 views.