update2018
肺扁平上皮癌に対する免疫チェックポイント阻害剤
KEYNOTE-407試験
肺扁平上皮癌に対してはPD-L1発現の程度によらず化学療法にペムブロリズマブを併用すると有意にOSが延長される。併用された化学療法はカルボプラチン+パクリタキセルまたはカルボプラチン+nabPTXの4サイクル。
Original Article: Pembrolizumab plus Chemotherapy for Squamous Non–Small-Cell Lung Cancer (KEYNOTE-407) https://t.co/0dJuDsg4Ix #WCLC2018 pic.twitter.com/ndYaCV8DgU
— NEJM (@NEJM) September 25, 2018
デュルバルマブ
MYSTIC試験
未治療4期非小細胞肺癌に対するデュルバルマブ(イミフィンジ)およびデュルバルマブ+トレメリムマブはプラチナダブレット標準的化学療法に対してOSの有意な延長を示さず。デュルバルマブ単剤群はhazard ratio (HR) of 0.76 (97.54% CI 0.564-1.019; nominal p=0.036) 。
EGFR陽性肺癌のEGFR-TKIによる術後化学療法
SELECT試験(第2相)
/JCO https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30444685
- IA期からIIIA期の非小細胞肺癌を対象に術後化学療法としてエルロチニブ投与を実施
- 40%が100mgへ、16%が50mgへの減量を要し、2年間の治療完遂率も69%と決して高くはなかった。
- 5年生存率は86%。5年DFSは56%。
- エルロチニブ治療中の再発は4例にすぎなかったが、中央値25ヶ月で40%に再発を認めた。再発患者にエルロチニブを再投与すると一定の有効性が認められた。
- エルロチニブ治療中の再発は少ないが、終了後早期に比較的高い確率で再発していることを考えると、エルロチニブは再発を先送りしているだけとも言える。生命予後に寄与し得るかどうかについて、第3相試験などでの検証が待たれる。
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更新日:2018-11-27 閲覧数:1152 views.