レ点腫瘍学ノート

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ロサルタン

局所進行膵癌の化学療法でのFOLFIRINOXへのロサルタンの上乗せ(第2相)

切除不能局所進行膵癌に対してFOLFIRINOX+ロサルタンを最大8サイクル実施した後、放射線化学療法(切除可能ならカペシタビン+陽子線、依然として脈管侵襲が強ければ5-FUかカペシタビンによる50.4Gy照射)を受けた患者のその後のR0切除可能性について検討されています。

86%がダウンステージを経て切除術を受けて、R0切除は69%でした。47%はPR、43%はSDで病勢制御率は非常に高く、4%がPDでした。PFS中央地は17.5ヶ月でOS中央値は31.4ヶ月。単アームの試験なので比較ができませんが、値だけをみれば非常に良好な成績です。

ただし、この試験デザインの点(対象患者選択やCRTの影響)から、これがロサルタンの貢献によるものなのかどうかはわかりません。

Neoadjuvant FOLFIRINOX With Losartan Followed by Chemoradiotherapy in Advanced Pancreatic Cancer
This single-arm phase 2 clinical trial evaluates the margin-negative resection rate in locally advanced pancreatic cancer after neoadjuvant FOLFIRINOX (fluorouracil, irinotecan, and oxaliplatin) and losartan therapy and individualized chemoradiotherapy.
https://jamanetwork.com/journals/jamaoncology/article-abstract/2734827

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更新日:2019-12-15 閲覧数:1238 views.