レ点腫瘍学ノート

Top / 日記 / 2022年 / 1月11日

免疫チェックポイント阻害剤2.0

抗PD-1抗体とも抗CTLA-4抗体とも異なる新しい機序の標的分子を狙った免疫チェックポイント阻害剤が次々と登場して、がん免疫療法に関しても新しい時代の到来を感じさせます。

この1〜2週間でもLAG-3を標的とした抗体や、IDOに対するワクチン療法を抗PD-1抗体と併用するタイプの臨床試験がかなりの好成績を示すと言う報告が相次いで出版されました。非常に興味深い内容です。

ついにPD-1ともCTLA-4とも異なる免疫チェックポイント阻害剤が出てきましたわ。抗LAG-3抗体レラトリマブが悪性黒色腫で有意にPFS改善(4.6→10.1ヶ月 HR 0.75)。LAG-3含め有利なサブタイプははっきりせず。AEは疲労下痢肝障害肺炎など全般に増加…。RELATIVITY-047試験。https://t.co/G1lSe7BdNr

— レ点.bot💉💊🧬 (@m0370) January 8, 2022

ありがとうございます
チラゴルマブは肺がんでは良さそうでしたよ(ただし死亡例ありなのが…)https://t.co/YIGuK2gBvF
TIM-3はleukemiaとかでも使えそうなのが気になります

— hikaru😷nɹɐʞıɥ (@SUTOUHA) January 8, 2022

先日NEJMに抗LAG-3抗体と抗PD-1抗体の併用療法の話が出たばかりだけど、今度はNature Medicineに抗IDOワクチンと抗PD-1抗体の併用療法の話が出てきた。ORRが80%でCRが43%ってイピニボ併用すら霞んで見えるほどすごい。免疫チェックポイント阻害剤2.0の時代だなぁ。
/Nat Med https://t.co/Sd607TAC05

— レ点.bot💉💊🧬 (@m0370) January 11, 2022

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更新日:2022-01-11 閲覧数:645 views.